なんともわかりにくい相場が続いている。いや、わかりやすい相場なんてそうはないが、消費税増税や米中問題、それに最近になってイラン問題も絡んできて、SQは無事通過と言っていいのだろうが、上に行きたいのか下に行きたいのか、全くわからない。結果的に先週金曜日の終値に比べて日経平均は上昇したけれど、こうやってジワジワ上がっても、上がっている実感はあまりない。下がっている際も、原因は後付けで何とでも言えるけれど、イマイチ納得できる「説」はなかった。短期でトレードしたり、IPO投資をしたり(単に抽選を受けるだけ)、マザーズを中心に売買するなどしているから、個人的にはそこまで大きな影響を受けていないのは救いか。
今週は雀の涙ほどの配当金が入ったり、同じく雀の涙以下の貸株利息が入った程度で、狙っていた銘柄はちょっとの差で購入できなかった。また、5月に購入して20%以上上昇してくれた銘柄があるけれど、目標がもう少し上なのでまだ売ってあげない。そう、今週は1回も売買しなかったのである。もちろん、IPOは相変わらずかすりもせずに外れまくっている。
一つ面白かったのはリボミック(4591)だろうか。創薬ベンチャーということで、その将来性に賭け、数年前に購入。目黒だったかどこかで行われた株主総会にも出席したことがある。まだ株価は1000円台だったと思う。そこから株価は綺麗に右肩下がりになり、昨年ほとんどを損切りして楽になった。残りは300株。化けたときのために持っていたのだが、今週火曜日(11日)から水曜日(12日)にかけて、出来高を伴って噴いたのだ。板を見ていると、激しい値動きに注文を入れられないほど。リボミックのこんな活況はいつ以来なんだろう。何かしっかりした情報を掴んでいる人がいるのか、有名個人投資家が多くの株を集めているのか、海外投資家が売り始めているのか。しばらく300株を握りしめて推移を見守っていきたい。