レジ袋の有料化やプラスチック製ストローの使用自粛など、環境を意識した行動が話題を呼んでいる。誰でも簡単にできることで少しでも環境に負荷を与えなくなるのであれば、進んでやりたいと思う。異論はない。
今日、あるJRに乗車し、目的地の駅で降りてトイレに入った。そこで見つけたのが、写真のトイレットペーパーだ。「切符リサイクルトイレットペーパー」と書いてある。よく読むと「使用済み切符を原料の一部として使用して」いるとのこと。JRにおいてもチケットレス化が進んでいるとは思うけれど、まだまだ指定席券や回数券など、紙の切符を使うことが多い。全国の駅の数を想像すると、いったいどれだけの数(というより重さか)の切符が廃棄されていることやら。
そんな捨てるだけの切符をリサイクルトイレットペーパーにする。アイデア自体は普通だが、完全チケットレスになるまで使用済み切符は生まれ続けるから、しばらくの間、切符→廃棄→トイレットペーパーと、いい循環をするのが簡単に想像できてほっこりさせられた。(令和元年6月21日)