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乗車率が低い地域の足「バス」を活かす方法はあるのだろうか

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※写真はイメージです。本文とは関係ありません

家の近くを走っているバスの乗車率がいつ見てもスッカスカで、ほとんど利用しない立場でありながらちょっと心配している。

 

昭和の時代から、日本各地の地方ローカル線は次々に廃止されていった。鉄道の場合、その線路が剥がされるということは、そのローカル線が走る地域の駅が地図から消えることであるから、多くの関係する地域の首長は廃止反対の主張をしたものだ。北海道の美幸線では関係する美深町長が昭和57年に「日本一赤字ローカル線物語」という本を上梓している。また、乗車率をアップさせるためにイベントを催したり、通学定期代の補助を拡大したりして廃止を免れようとすることもある。

 

それに対して、バスの場合は地域に密着していることが多く、観光客を見込めないことが多いから、赤字に対して補助金を出して地域の足を確保する、バスの代わりに乗合タクシーに改める、などの方策が取られる。そして最終的に廃止される段階になって利用者は「地域住民の足を考えろ、病院に行くのに必要だ」などと言い始める。その前にやることがあるんじゃないか? 運営者も利用者も。

 

その昔、爺ちゃんにタバコのおつかいをよく頼まれた(気がする)。当時でも無名な「峰」という銘柄である。店のおばちゃんは「峰を買うのはアンタともう一人しかいないのよ」といつも嘆いていた。そこでの取り扱いをやめられてしまうと、自動販売機では売っていないし、もっと遠くまで行かなければならないから、とにかくその店で集中的に買うしかない。「買って残そう、爺ちゃんの峰」である。

その甲斐あってか、しばらくはその店は峰を取り扱ってくれていたのだが、爺ちゃん以上のヘビーユーザーにしてヘビースモーカーだった「もう一人」がどんな理由かは知らないが峰を買わなくなったらしく、シレッと峰の取り扱いをやめてしまった。聞くと「アンタ一人のために置くわけにはいかない」とのことだった。集中買い上げ運動は不発に終わってしまったのである。

たかがタバコの銘柄一つを以ってしても、状況はこれほどまでに厳しいのだ。

 

さて、バスである。いつ見ても空気ばかりを運んでいるから、ちょっと詳しい人に聞いてみたところ、一方の駅近の地域では、利益が出そうなほどではないにしても、スッカスカではなく、スカくらいの乗車率は記録しているのだとか。私自身はバスに乗って出かけるよりも車のほうが安い(最近の車は燃費がいいネ!)、かつ便利だから、残念ながらバスが廃止されても致し方ないと考えている。現状から鑑みるに、数年以内に本数が減る→乗合タクシーといった感じに変わってしまうだろう。でも、文句は言わない。福祉との兼ね合いは難しいが、今のままでは、市町村の財政が悪くなるだけだからだ。

 

残したいなら、そう思った人が積極的に乗るべきだ。理由をつけてバスに乗ればいいのだ。自分ではなくても、子どもでも親戚でも友達でもいい。バスで来い、と。

役場やバス会社は、廃止の話が出る前に営業係数でも乗車人員でも利益率でもいいから公表して、対策を地域住民にちょっとだけ委ねてみてもいいだろう。SLのように乗ること自体を目的化できれば一番いいと思う。何か妙案を考えてみたいものだ。(令和元年10月13日)