10月15日、JR東日本は山手線全駅のホーム発車標の表示方法を変更すると発表した。従来は発車時刻が表示されていたが、11月以降は電車到着時刻まであと何分なのかを「約2分後」などと表示することになった。11月から実施し、来年7月までに山手線全30駅(来春開業予定の高輪ゲートウェイ駅を含む)の変更を完了するとのことだ。
正直なところ、山手線のように頻繁に運転されていると、時刻表を見るという概念がない(早朝深夜を除く)。それでもたまに発車標を見て、「13:33」とあれば時計も見て「あと2分か」などと思うことはあった。それが、「約〇分後」表示になれば時計を見る必要がなくなるから、ひと手間減るのは間違いない。つまり、改善だ。
それよりもいいなと思ったのは、発車標を従来のLED型表示からLCD型表示に変更することだ。すでに高田馬場駅、大塚駅、巣鴨駅、駒込駅ではLCD型表示に切り替わっていて、これも来年7月までにJR東日本東京支社管内の28駅で実施される。先日所用で池袋駅を利用した際にはすでに切り替わっていた。確かに視認性はより良くなったと思う。つまり、これも改善だ。
ついでに、ホーム上における自動音声による英語案内放送も山手線全駅+中央線などに拡大する。これもまた来年7月までに順次実施されるとのこと。
山手線関連では渋谷駅の工事が完了すれば便利になりそうだし、原宿駅も来春には新しい改札口ができる。高輪ゲートウェイ駅の新規開業もある。どれも本当に楽しみである。(令和元年11月30日)