久し振りである。
今年3月21日のSLぐんまよこかわ(C61 20+12系客車)の走行以来、上越線と信越本線を走るSLは、新型コロナウイルスの影響で運休を余儀なくされた。この4月から6月までの期間はそれだけではなく、八高線などで計画されていたSLの運行も中止された。
それがやっとこの7月11日から、上越線と信越本線を走るSLぐんまみなかみ&SL(EL)ぐんまよこかわの運転が再開されることになったのである。SLが走る日は、信越本線を中心に沿線に出かけて撮影するのが常だったけれど、3ヶ月半ぶりにSLが運転されるということで乗車してみようと思った(旧型客車ではなく、12系客車ということで若干の逡巡はあった。少なくとも旧型客車は9月いっぱいまでは運行されないようだ)。
これまた久し振りである。信越本線で走るSLが身近な存在になったことで、すぐ近くを走るSLに乗ろうとはあまり考えなくなった。旅気分にならないから。これが磐越西線を走るSLばんえつ物語や釜石線のSL銀河などの「のってたのしい列車」であれば計画を立てて乗りに行きたいと思う。思いっきり旅気分を味わえるから。
最後にSL(EL)ぐんまよこかわに乗ったのはいつのことか。まだSLレトロ碓氷という列車名だった8年以上前くらいだろうか。乗車する客や撮影する人々で混沌とした高崎駅での状況や、横川駅でのお祭り感はまだ覚えている。ゆっくり走る車窓から眺めた景色も記憶に残っている。
指定席券は入手した。乗車が楽しみである。あと数時間!(令和2年7月11日)