本来、入れ物というのは、中身を汚さないため、傷めないためにある。缶ジュースくらいならそのままでいいけれど、カーテンや桃を購入したら紙袋に入れて持ち帰りたい。もちろん、ブランド物のバッグを買ったり、デパートで高級背広を誂えたら、そのデパート名が入った袋を見せびらかしながら持ち歩きたいという願望も理解できる。つまり、中身と外身が一体になって構成されることが多いということだ。
これもそう。中身はたぶん、タオルだ。newgin groupと書かれたシールを剥がしたくないから袋は開けていない。しかし、透明な袋を通して見える部分から類推するに、タオルで間違いないだろう。シールのせいでタオルの触り心地とかをレポートできないことに関しては忸怩たる思いがないといえばウソになる可能性もなくはないが、感情の揺らぎについては1/fゆらぎを絶賛研究中なので、いつの日か発表できることだろう……などと相変わらずワケのわからないことを書いたことについては謝る。スマソ。
何が言いたいのか。newgin groupといくつも印刷された透明な袋と中身のタオルは、これ全体で一つの「ブツ」を構成しているということ。ポップで美しいということ。これからもこのままの状態で保管していくということ。それだけだ。
毎度お馴染みではあるけれど、いつ頃のモノなのかはよくわからない。(令和3年1月15日)