何とも銀座らしい機種である。多くは語らないがな。
銀座のパチンコ台を初めて打ったのは札幌の若草だったか。もちろん、機種名など不明である。覚えているのは、玉の打ち出しがヤケにガツンガツンと衝撃が来ることで、パチンコ台としての製作技術に疑問を覚えたものだ。また、打ち出しを止めるボタンが非常に押しにくい場所にあり、使わせないようにしているのではと勘繰った。
その後、サーカスやアップダウンエースなどのそれなりにヒットした機種はいくつかあるけれど、やはりパチンコ台自体の作りはイマイチだった。液晶機を出すようになってからも独自色を随所に感じたものだが、Sammyの軍門に下ってからは単なるグループメーカーの1ブランドになった。
そんな「CR寿司だニャン」(平成18年発表)のグッズはメモ用紙とボールペンのセットである。若干、上げ底というか、大きな箱の中には大きな空間があったけれどそれもご愛敬。何といってもパチンコグッズお宝博覧会を始めてそろそろ2年になるというところでの初登場メーカーなのである。だから何? ではあるが、コレクターとしては、銀座のグッズというだけで少し高揚するのである。(令和3年5月11日)
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