10年ぶりくらいだろうか。公衆電話を使った。受話器が重かった。
スマホは電話をかける度に金がかかるプランに加入している。ガラケーは毎月1,000円分の無料通話が付いているプランだ。仕事や私用の連絡はほとんどがメールかLINEなどのSNSであり、たまにスマホに電話がかかってくる程度だ。電話に出られずにかけ直す場合はガラケーからかける。無料通話分があるからだ。これまでそれを超えてかけたことはない。
急ぎの電話をかけなければならないことは滅多にないので、近場に出かける際にはガラケーを持っていかない。スマホだけだ。
そんな折、外出先でスマホに急ぎの電話が来たが出られず、折り返さなければならない事態になった。
近くには公衆電話のボックスがある。財布にはいつから使っていないかもわからないテレホンカードが入っている。
閃いた。というか、久しぶりに公衆電話を使ってみたいと思った。
使い方は覚えていたし、テレカも26度ほど残っていて、ちょっと重く感じる受話器を持って通話することができた。
災害時など、公衆電話を使うケースはあるかもしれない。どこに公衆電話が設置されているかぐらいは覚えておいたほうがいいだろう。あと、意外と受話器は重いので手の筋肉を鍛えておくとか。
今回の実体験を通しての感想である。(令和3年11月7日)