群馬県では上越線(高崎駅~水上駅)と信越本線(高崎駅~横川駅)でSLが運転されている。しかし、令和3年7月18日に信越本線で走って以来、SLの煙は消えてしまった。ELやDLこそたまに走るものの、もう半年近くSLは走っていない。
ここ数年、信越本線をSLが走る際は8割方、撮影に出かけていた。過去には北海道や九州までSL撮影のために長い時間と高い金をかけて出かけたことがあり、今のようにすぐ近くでSLが走る環境を得たのであれば、もはや撮影に行かない理由がない。過去の自分だったらそんな僥倖に恵まれたのに見にもいかないなんてもったいなさすぎる。
鉄道好きとはいえ、かなり偏っている。いわゆる乗り鉄であり、特に旧国鉄と地方私鉄に興味がある。都市圏の私鉄は興味の対象外だ。それゆえに旧国鉄は完全乗車したし、地方私鉄も自分なりに納得できる範囲で乗り潰したが、東京や大阪の私鉄は乗っていない路線のほうが多い。
SLや夜行列車やローカル線の鄙びた雰囲気は好きだが、電車や編成には興味がない。SLなら撮影したいし、ローカル線なら揺られてみたいけれど、235系とか言われてもピンとこないし、珍編成だからといってわざわざ写真撮影に行こうとも考えない。
それゆえに、上越線や信越本線でSLが走らなくなってからというもの、すっかり撮影熱も見学熱も冷めている。今年一発目の「ぐんまよこかわ」が1月2日に走ることは知っていたけれど、ELやDLを撮ることよりも量販店やスーパーでの年賀贈呈品の取得や売り出しに奔走し、食事を摂ることを優先した。
相変わらず国道18号線の撮影名所は撮影者でいっぱいだったけれど(写真参照)、次に走る2月12日も他に予定がなくて天気が良ければ撮影に行ってもいいかなという程度。
早くSLが戻ってこないかなあ。(令和4年1月10日)