ニューギンのロゴが入っただけの白い小さな箱。歴史を紐解くなら、平成初期の発表会で配布されたパチンコグッズはこんな感じだった。外箱まで綺麗に機種名関連の印刷が施されることが一般的になるのはもう少し後のことだ。
では開けてみよう。
驚いた。「ミルキーバー」である。平成30年に発表された「ミルキーバー」ではない。平成7年に発表された3回権利物のほうである。その販促品が出てきたのである。このようなことがあるからパチンコグッズお宝博覧会はやめられない。正確に言うなら、パチンコグッズお宝博覧会で紹介するためのパチンコグッズ保管箱の開封である。
もっとも、その販促品はケースに入ったライターである。金製品ではないし、ダイヤが散りばめられているわけでもない。価値、という点では時価、であり、相当なパチンコグッズ収集家でない限り、このブツに価値を見出すことは難しいだろう。
いいのだ、そんなことは。自己満足の世界だから。恐らくだけれど、こんなグッズはもうほとんどこの世に残っていないだろう。つまり、その価値は無限大なのである。やったね。 (令和4年10月5日)